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第十四回「片子の家族の物語をつくる3」

November 30, 2017

2017年11月19日

協力:女性1名(20~30代?)、男性1名(20代)

時間:約1~時間ほど

展覧会会場にて。

 

***

 

 今回も展覧会会場にて。最終日であった。来場者の女性がやってみたいと言ってくれたので、一緒に物語づくりをした。テーマは女性が選んだもの。今回も録音がないので、記憶をたよりに書く。

 

 前回の反省をふまえ、私も積極的に物語づくりに参加する方針でゆくことに。

 

 「家族の物語をつくる」は短い時間ながらすでに2回やっているので、その時にどういうことが話されてどういう物語ができたか、ということをざっくりと説明する。いろいろな家族のかたちがあるなぁなどと話す。

 

 どう進めようかといろいろ話すうちに、それぞれが担当キャラクターを持ち、半分ロールプレイ的に進めてゆくという方針が決まる。女性が片子と村人。男性が鬼。私は両親を担当することに(たぶん)。

 

 いろいろと話あうもなかなか物語が動いてゆかないので、私が「夫」を動かして物語を転がしてゆこうとする。10年かけて鬼ヶ島にたどり着いたところで、片子を無視して女房と二人だけで帰るという選択をする。それで物語を進めてゆくと、片子は母親になついているので、母親を追って単身で村に帰ってきてしまうという展開へ。そして母親は片子を無碍にすることもできず、押し入れに隠す。夫は家に帰ってくると、「なんだか人の気配がする」などと言う。という、夫と鬼が逆転したような物語展開になってゆく。

 

 しかしこれでは鬼が追いかけてきて、結局結末はあまり変わらないという話などする。そこで私が「夫」というキャラクターのイメージを変更することを提案する。毎回頼りない自我の無いような存在か、もしくは非常に腹黒いキャラクターとして描かれがちな夫だが、彼の人格が違えばどうなるか?といった話をしてゆく。彼がもしも善良な人格であるならば、鬼ヶ島にたどり着いたときに、片子とコミュニケーションをとり、3人で結託して村へ帰るはずであるという話にしてゆく。

 

 知恵の働く片子と協力して鬼をとどめ、3人で村へ帰る。鬼が追いかけてくるなら、片子の肉片を偽装してつくり鬼を追い払うなど、協力的な関係性によって問題を解決してゆく。

 しかし鬼という脅威が追い払われたあとも、鬼問題はすべて解決しない。片子はそのうち人が食いたくて仕方がなくなってくるという類話があるためである。

 

 ここで、夫を操作して、片子に自分の身を食わせるといった話をつくってゆく。夫が片子に自分の身体を食わせると、片子はツノがとれて人間になりましたとさ、といった結末をつくる。そうしてこれについて色々話すなかで、夫が全身を差し出すのではなく、右手を差し出し、女房が左手を差し出すといったかたちへと変化させてゆく。両親がどんどんと手足など体の一部を差し出すうちに、片子の鬼の部分がとれてゆく。そうして片子は人間になる。そして片子がこぼれでた鬼の半身から造形した手足を両親へとつなぐと、両親はもとどおりの体になったとさ。というところでみんな腑に落ちた感じがあったので、おわり。

 

 

 

 他にも村人たちからも少しずつ協力してもらうといったバリエーションについても話されたりする。これまでのワークショップでは、「片子」という半鬼半人の存在は単純に「ハーフ」とか「マイノリティ」というものの比喩として扱われることが多く、ちょっとがんばれば受け入れられる存在程度に描かれていた。しかし「鬼」とは、本来絶対に共存できない、食うか食われるか、殺すか殺されるかという関係にある存在である、ということなどが話される。これを受け入れるためには、やはりどこかで血が流れなければならないのだ、という話などする。


 私が物語づくりに積極的に参加したのは第1回と第2回のみであったが、久々に参加したことで動きがうまれて面白いと思いつつ、自分の意見で最後までつくってしまっていいものか、などとも思う。しかしこれもひとつ。じっさい、これがひとまずの最終回となったわけだけれど、それが自分が積極的に作った物語ということが、箱庭療法を模した一連の物語づくりの帰結としてなんだかおもしろい。「夫」を何とか動かさないといけないというのは最初からアイデアとしてあったが、何度も物語づくりに参加していくなかで蓄積されてきた物語の結末たちが作用してこのような物語になったとも思う。

 

 ¥12,000-  ed.10

 

 

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